省エネ化・環境対応

溶接や機械的接合などに比べ接合時に排出するCO2が少なくなるだけでなく、異種金属部材を接合することで軽量化が図れることで省エネや環境対策に貢献できます。

業務用エアコン室外機の大型プーリーの軽量化・耐摩耗性・コストの両立

課題

業務用エアコン室外機の直径20cmの大型プーリーを5年使用すると0.8mm摩耗し、3%の消費電力ロスが発生する。
<(社)日本産業機械工業会>

解決策

摩耗の激しいベルトに接する部分には耐摩耗性の高いニッケルを、その他の部分には軽量なアルミをを使い、これらを摩擦圧接接合することで、軽量で耐摩耗性の高いプーリーを製造することが可能。

業務用エアコン室外機の大型プーリー 業務用エアコン室外機の大型プーリーを摩擦圧接に変更

国内の業務用エアコンの全て(年間出荷台数80万台)に、摩擦圧接技術による耐摩耗性のある接合材を適用すると、年間で5.6万kw(12.5万世帯分、小型の火力発電所一基分)の電力が削減可能(当社試算)。

環境性(アーク溶接に比べCO2排出が1/2)

  • アーク溶接に比べると、炭酸ガスや有毒ガスが発生しない
  • フラッシュ溶接に比べ消費電力が1/5~1/10と各段に小さい

(摩擦圧接研究会編 摩擦圧接)

CO2排出量の比較

 

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