摩擦接合(圧接)のしくみ 摩擦接合(圧接)は、摩擦によって発生する熱エネルギーと強圧力を利用し、溶融溶接のように母材を溶かさずに、半溶融状態(固相状態)で接合する技術です。 物と物をこすれば熱が発生することは、原始時代の昔から知られています。摩擦による熱を利用して金属と金属を接合する応用技術の一つが摩擦圧接法です。 この技術は、2つの物体を突き合わせて相対運動させ摩擦することにより発生する熱エネルギーを有効に利用し、さらに高い圧力を加えて変形させ2つの物体を接合する固相接合です。