摩擦圧接とは

摩擦圧接接合の特長

摩擦圧接接合には、接合部の機械的強度が高い・溶接棒や溶剤を必要としない・エネルギー効率が高い・寸法精度が高い・異種金属接合が可能・材料の節約、工数の低減ができる。・接合時間が短く、作業効率が高い・他の溶接法に比べ繰返し精度が高く信頼性が高いなど様々な特徴があります。

摩擦によって発生する熱エネルギーと強圧力を利用し、溶融溶接のように母材を溶かさずに、半溶融状態（固相状態）で接合する技術です。

摩擦圧接接合には、接合強度が高い・加工時間が短くロット対応に向いているなど様々なメリットがありますが、デメリットや摩擦圧接接合できない場合もあります。

摩擦圧接接合は、金属ローラー、バルブ、アクチュエータ、シャフト、円柱状の鍛造品など様々な用途で活用されています。

金属材料の結合方法には、ボルトやかしめによる機械的結合、溶接・ロウ付けなどの材質的結合、接着やメッキなどによる化学的結合など様々な方法があります。摩擦圧接接合と他の接合方法との違いをご説明します。

摩擦圧接接合で接合できることが確認されている異種（同種も含む）金属の組合せ表です。